ろんぱくちゃんねるの日記

ペットショップの売れ残り、元保護犬、ミニチュアダックスフンドコンビの日常

193.戦争の事

昨日も書いたけど

ばぁちゃんは去年死んだ。

コロナ渦でお見舞いにも行けなかったし

葬式にも出られなかった。

彼女は戦争を知っていた。

 

じいちゃんはそのずっと前

震災の少し前に亡くなっていて

彼は兵隊さんだった。

福島の家には兵隊さんの格好で写った写真が飾られていて

馬に乗った写真もあったと思う。

 

じいちゃんは戦争に行くのが嫌で

勉強を頑張って先生になって

指導する立場で戦争に参加したみたい。

北朝鮮でご馳走を食べた話を聞いた。

北朝鮮は美しい都市だと。

いとこからのまた聞き。

父からは病気になって帰ってきたみたい。とだけ聞いた。

本人からは何も聞けなかった。

村会議員も務めるような

ずる賢くてチャーミングな人だったから

彼に話が聞けたら

興味深いものが聞けたと思う。

 

小学一年生で色々あって

東京の私立から福島の公立校に転校して

図書室で一人、読書感想文を書かされた。

ひろしまのピカ」

を読んで書いたそれは

福島民報だか福島民友だかの賞をもらった。

賞なんて頂いて調子に乗ったが

こんな稚拙な文しか書けず恥ずかしい。

そう、その絵本は

とても衝撃的で

トラウマになるような内容で

内容は覚えてないけど

その衝撃はその後今に至るまで尾を引く。

YouTubeでつい被爆体験や戦争体験の証言

ドキュメンタリーを見てしまうのは

その衝撃に起因しているような気がする。

 

ばぁちゃんからも

戦争の話を直接聞くことは無かった。

近しい人ほど聞きにくい。

遠慮してしまう。

本当なら誰よりも聞いておくべき人。

でもいつだったか

年老いた彼女が

老人性の鬱というか

気弱になって呟いた。

「今は戦争が無くて幸せ」

泣いていた。

 

コロナ禍で見舞いにも満足に行けず

皆で看取る事も出来なかった。

戦争に2人の夫を取られて(祖父は3人目の夫)

戦後4人の男の子を育て

孫7人、ひ孫も10人見て逝った。

どんな思いだったかと考える。

施設の方には十二分に良くしていただいたけど

満足に思っただろうか。

 

横田基地の飛行機の音。

B29はこんな音で飛んだのかな。

 

今日は肌寒くひざ掛けにロンさんがもぐる。

熱が伝わって温かい。

 

わんこ

まろまゆロンさん

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